Design H/Jack というアプリ名に込めた想い

Design H/JackブランディングデザインUXライティング

Design H/Jack というアプリ名に込めた想い - ロゴ・キャッチコピーの背景 -

はじめに

アプリ名、ロゴ、キャッチコピー。これらは単なる装飾ではなく、プロダクトの哲学を体現する重要な要素です。Design H/Jack の名前には「デザインをハックして攻略し、自分のものにする」という学びのプロセスが込められています。

この記事では、アプリ名の由来、ロゴデザインのプロセス、キャッチコピーに込めた想いを解説します。


アプリ名の由来:Design H/Jack

「H/Jack」という造語

Design H/Jack は「デザインをハックして攻略する」という発想から生まれました。

  • Hack(ハック): デザインを分析し、攻略する
  • Jack(ジャック): 自分のものにする、獲得する

この2つの単語を重ね合わせ、H/Jack という造語にしました。HackとJackが「/」で重なることで、「攻略する」と「自分のものにする」という二段階の学習プロセスを一つの言葉で表現しています。

懸念点:読みづらさへの対処

「H/Jack」という表記は初見では読みづらいという懸念がありました。シンプルに「Hack」だけにすることも検討しましたが、以下の理由で造語を採用しました。

1. 差別化の必要性
「Design Hack」という言葉は既に一般的な表現として使われており、同名の企業も存在します。独自性を出すことが困難でした。

2. 学習プロセスの表現
「攻略する(Hack)」と「自分のものにする(Jack)」という二段階の学習プロセスを表現できません。この2つのステップこそが、Design H/Jack の学びの本質です。

3. ブランド資産としての価値
一度理解されれば強烈な印象を残す造語は、長期的なブランド資産となります。初見の分かりにくさは、ロゴでのカタカナ併記やオンボーディングでの説明によって解消できると判断しました。


ロゴデザイン:挑戦的で力強い表現

デザインコンセプト

「DESIGN H/Jack」という表記は初見では読みが伝わりにくいため、「デザインハック」とカタカナで補完しました。

タイポグラフィの選択:

  • 英字部分: グランジ調で仕上げ、挑戦的かつ前衛的な姿勢を表現
  • カタカナ部分: 毛筆フォントを用い、力強さと独自性を強調

ロゴが伝えるメッセージ

このロゴは、デザイン初心者が「これからやるぞ」という挑戦の意志を持って一歩を踏み出す瞬間を後押しします。荒々しいグランジ調と力強い毛筆体の組み合わせが、ブランド全体の「挑戦的」「前衛的」なトーンを象徴しています。


キャッチコピー:「その衝動を言葉で刻め」

メインコピーに込めた想い

「その衝動を言葉で刻め」

このコピーは、Design H/Jack のコア体験を一言で表現しています。

背景:

  • アプリの本質は「直感的に惹かれたデザインを記録し、それを言語化すること」
  • 「衝動」という言葉で感覚的な出会いを表現
  • 「言葉で刻む」で学びと成長につなげる姿勢を示す

デザイン初学者は「このデザイン、いい!」と思っても、なぜ良いのかを説明できません。その瞬間の衝動を捉え、言葉にする行為こそが、デザインを見る力と言語化する力を育てる第一歩です。

サブコピー:具体的なシーンを描く

「街で出会う一枚。ネットに流れる一瞬。
その『なんか好き』を残し、言葉に変えるアプリ。」

背景:

  • 具体的なシーン(街・ネット)を描くことで、体験をイメージしやすくする
  • 「なんか好き」というカジュアルな表現を入れ、初心者でも共感しやすい言葉にする

メインコピーが詩的で抽象的であるのに対し、サブコピーは具体的なシーンを提示することで、読者が「自分ごと」として受け取りやすくしました。


タグライン:Snap, H/Jack, Create

3ステップで表現する学びのプロセス

「Snap, H/Jack, Create」

このタグラインは、アプリの体験を3ステップで端的に表現しています。

Snap(デザインを切り取る):
街やWebで見つけたデザインを撮影・保存。思わず目を奪われたその瞬間を、確実にストックする。

H/Jack(攻略して自分のものにする):
カラー・フォント・タグで分析し、言語化する。他のユーザーの投稿やコメントから多様な視点を学び、「なぜ良いのか」を説明できる力を育てる。

Create(新しい発想につなげる):
お気に入りに蓄積した発見から着想を得て、次の創作へ。実務でも使えるストックツールとして、制作時の参考資料を効率的に管理できる。

英語を選んだ理由

英語を使うことで、ブランドの広がりや力強さを意識しました。短く、リズミカルで、覚えやすい。この3つの単語が、Design H/Jack の学習体験を凝縮しています。


まとめ:名前に込めた哲学

Design H/Jack というアプリ名、そしてロゴとキャッチコピーには、すべて「挑戦」「攻略」「成長」というブランドの哲学が込められています。

アプリ名: デザインを攻略し、自分のものにする学びのプロセス
ロゴ: 挑戦的で力強い、一歩を踏み出す勇気
キャッチコピー: 衝動を捉え、言葉に変える学びの第一歩
タグライン: Snap, H/Jack, Create という明確な体験フロー

これらの要素が一体となって、Design H/Jack のブランドアイデンティティを形成しています。

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